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公認会計士YouTuberくろいチャンネルにインタビューしてみた

はじめに

公認会計士YouTuberくろいさんこと白井敬祐さん。白井さんの受験時代から、キャリア1年目、転職時に意識していたこと等についてお話しいただきました!

白井さんの会計士受験勉強時代はどのようなものだったのでしょうか。また、特に印象が残っている出来事がありましたら教えてください。

もう、受験時代は大変でした。私は大学4年時から本格的に会計士受験勉強を始め、大学卒業後は会計大学院に通いながらの受験生生活でした。そのため、受験勉強の開始時には周囲の仲間や知り合いのほとんどは就活も終わり、卒業後の進路が決まっている状況でした。また、論文式試験の受験期には周囲の友達は昇進やボーナスの話をしていて、、、そんな中、まだ社会に出ていない状態で受験勉強をしていたため、周囲への焦りもあり、精神的につらい受験生活でした。

また、私は2011年度合格なのですがこの年は合格率が6.5%という時代でした。私は会計大学院に通っていたため、短答式試験の大部分が免除され、これは大きかったと思いますが、論文式試験は1回では通らず、2回受験しました。1度目の論文式試験は試験後受かったという感覚はなく、案の定落ちていました。ただ、ネガティブになることはなく、受験を始めたからにはゴールまで走り切り、周囲を追い抜こうという強い気持ちがあったため、一日12時間以上を勉強に費やし、合格することができました。

2回目の受験が終わった後にはやり切った!という感覚がありましたね。

YouTube上では就活には苦労されたとおっしゃっていましたが、会計士業界が仮に売り手市場ならばどのような選択をしていたと思いますか。

おっしゃる通り、私の就活時会計士業界は冬の時代で、大手監査法人に入所できる人は少なく、監査法人自体への就職も厳しい時代でした。そのため、今のような売り手市場を当時の自分にあてはめるのは難しいですね(笑)正直、試験合格時には会計士として特段これがやりたいことはなかったため、当時の環境下では大手監査法人を選択しているかもしれないです。

しかし、今の私の考えではESネクストのようなエッジの効いた監査法人への入所も選択肢の一つとなるなと感じています。なぜかというと、働く間にマインドが変わったからです。転職を経て、周囲と違うキャリアを歩む中で自分の意見を持つことの大事さ、専門性を持つことの強みや重要性を知ったためです。

YouTube上では度々仕事をする上でのポリシーについて触れられています。白井さんの「人を喜ばせる」というポリシーはどのようにして見つけたのですか。

「人を喜ばせる」というポリシーは働く中で見つけました。大企業の監査をしている中では、
若手のうちは一部の手続きにしか関与できず、クライアントの役に立っているという実感がなかなか得られませんでした。そこで、よりお客様に近い立場で「人を喜ばせる」仕事がしたいと思い、監査と親和性の高く、クライアントに寄り添えると感じた、財務会計アドバイザリーに転職しました。このポリシーを見つけてからは常に意識するようにしています。

白井さんは監査法人、財務会計コンサル、事業会社での経験がありますが、会計士のキャリアチェンジについてどのようなお考えをお持ちですか。

私は視野を広げるという点で、会計士のキャリアチェンジについては賛成です。私は、今までの複数回のキャリアチェンジのおかげで、自分自身が一番向いていて、心からやりたいと思う仕事を見つけることができました。それは教育事業なのですが、私が人に教えることが得意だと気付いたきっかけは財務会計コンサル時代に研修講師を務めた経験からでした。事業会社での経験では、働く中で自分の意見を持つことの大切さを実感しました。常に自分はどうしたいのか、どう考えているのかを自問自答する習慣が身に着きました。

ただ、転職する際にも注意は必要だと思います。最終目標がなくストーリー性のないキャリアチェンジはかえって遠回りの選択になってしまう可能性があります。また、一度年収を下げてしまうと次回転職をするときに苦労することになる可能性があり、安易に年収を落とさないことは大事かと思います。

白井さんがキャリアチェンジする際に意識していたことはなんでしょうか。

私が意識していたことは①人を喜ばせられるかどうか②自身が成長できているかの二点です。

私のポリシーである「人を喜ばせる」という軸は常に考えていました。そのため、人を喜ばせることができていないと感じたときにはより人を喜ばせられる仕事ができる環境を模索していました。

また、自身が成長しているかについても常に意識していました。財務会計コンサルに時の外国人の同僚から海外では自分の職歴経歴書を半年ごとに更新するのが当たり前だという話を聞きました。それ以来、半年ごとに行った業務を振り返り、職務経歴書を書き換え、経歴書に新たな項目が加わらなかった際にはキャリアチェンジを考えるようにしていました。

最後に皆さんを代表してお聞きしたいのですが、、、
会計士は稼げるということをYouTubeで発信されていますが、実際に現在どのくらい稼がれているのですか。(笑)

世の中の平均以上に稼ぐことはできますし、独立すればさらにそれ以上に稼げます。ただ、金銭面よりも自分のやりたい仕事ができていることとその仕事が社会に貢献することが大事かなと思います。

独立後はストレスも少なくなりましたし、仕事を全力で楽しむことができています。そして、社会的な貢献度合が高いほど多くの報酬を得ることができます。これからも仕事を楽しみながら社会に貢献できるように全力でやっていきます!

おわりに

以上、公認会計士YouTuberくろいチャンネルの白井さんへのインタビューでした。改めて会計士の仕事の幅の広さを感じるともに、仕事上で自身の信念を持つことの大切さを学びました。
当インタビューの様子の一部は、

【新人公認会計士の1日密着】ESネクスト有限責任監査法人のスタッフの1日に密着

でもご覧になれます。新人会計士がESネクストでどのような一日を過ごしているかがわかる内容になっており、就職後のイメージをつけることができますので、ぜひご覧ください!


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