INTRODUCE 先輩の紹介

中川 真紀子

理事 パートナー

Makiko Nakagawa

今までのキャリア
2001年に大手監査法人に入所し、上場会社の監査とIPO監査を中心に経験を積みました。当時、IPO専門部署とも兼務し、IPOを目指されるアントレプレーナーのサポートやアドバイザリーにも従事していました。そのときのご縁もあり、2019年に前職を離れ、独立しました。
独立後は、IPOコンサルの立場から、あらためて監査難民となっている会社様が数多くいることを目の当たりにしました。IPOにチャレンジしたい会社のご期待に応えたいという思いのもと、IPO特化のESネクストの設立に参画しました。
就活のときに重視したこと
もともと会計士を目指したきっかけは、世の中の裏側を見れる職業につきたいと思ったことでした。その先のライフステージを考えても、一般企業に就職してキャリアを積むよりも、ライセンスをとって仕事をするほうが、自分の意思で仕事を決めやすいと思ったことも理由の1つです。
最初は、どの領域が自分にマッチするかわからず、どんなスキルも身に着けたいと思っていたので、成熟企業の上場監査、IPO監査、関連アドバイザリー業務をバランス良くたくさんやらせてもらえそうな大手監査法人を、最初の就職先に選びました。私が合格した当時は売り手市場でしたが、正直、どこの法人に就職するかは、あまりこだわりはなかったです。最初に面接を受け内定通知をいただいた監査法人に就職しました。
私は修了試験後に、IPO監査の機会に恵まれ、これを自分の柱にしていこうと思いました。若いうちから、役員クラスの方とコミュニケーションができて、会社の重要資料に継続的に自由にアクセスできることはすごいことで、この特権は、他の資格にないことです。会計士の財産の1つだと思います。若い年次の内に自分の強みを見つけられると、その後のキャリア展開においてもとてもいいと思います。
ESネクスト設立の経緯・IPO監査の魅力
一番は、IPO監査難民の解消に少しでも貢献したいという思いからです。将来の日本を支えていく魅力的なベンチャー企業が、監査の引受先がいないという理由でIPOができないのは、日本の将来の大きな損失だと思いました。
IPO監査のプロフェッショナルを増やしたいという思いもあります。まずは監査スキルをしっかり身につけて幅広い経験を積み、その知見をセカンドキャリアで活かしつつ、一巡して、監査法人に戻ってくるIPO人材が増えれば、監査業界全体のバリューアップにもつながると思っています。広い意味でのIPO人材のプラットフォームになることを目指したいと思っています。
私たちのクライアント企業は社歴の若い企業がほとんどですので、監査をメインとしつつも、伴走者として周辺のアドバイスをご提供することも多くあります。IPOは会計士の指導的役割が発揮される領域と言われますが、私の実感としては、世の中の変化を間近で感じられるとともに、クライアントの方に教えていただくことも多々あります。クライアントと一緒に成長していけることが醍醐味であり、IPO特化型のESネクストであれば、それが日々実感できます。
ESネクストのカルチャー
私たちはベンチャー監査法人です。お客様もベンチャー企業であり、ベンチャー特有の意思決定のスピード感と経営課題に取り組むタフさに負けないように、我々も、関係各位の力をお借りしながら、組織を大きくしていきたいと思っています。
そのための土台として、新人の方が、早く自立した会計士になり、監査ワークを行っていただけるように、日々のコミュニケーションをとても大事にしています。パートナーとスタッフが、One-on-Oneで仕事をしたり、協議することもしばしばです。ジェネレーションを意識せず、ワンチームで仕事ができる環境作りを重視しています。
また、監査面においても、設立当初から電子調書で対応しており、情報セキュリティ体制もしっかりと構築したうえで、業務のDX化にも積極的に取り組んでいます。若い職員の方の声も聴きながら、スマートな職場環境を目指しています。