地方からなぜESネクストへ

【対談日】2026.8.10

鯛 剛和(公認会計士)

森 飛翔(公認会計士協会準会員)

簡単な自己紹介をお願いします。

鯛: ESネクスト有限責任監査法人のパートナー、鯛です。私は兵庫県の淡路島で生まれ育ちました。大学進学を機に上京し、学生時代に公認会計士試験の勉強を開始しました。2008年に合格後、まもなく大手監査法人へ就職し、マネージャーまで在籍しました。その後は上場会社の取締役CFOとして約4年間勤務し、2022年6月よりESネクストへ入所しました。本日はよろしくお願いします。

森:スタッフ2年目の森飛翔です。三重県出身で、前職までは地元で過ごし、2025年2月に上京してESネクストに入所しました。本日はよろしくお願いします。

公認会計士を目指したきっかけを教えてください。

森:公認会計士を目指したきっかけは、自分自身の力で人生の選択肢を広げられる専門性を身につけたいと考えたことです。
私自身、工業高校を卒業後、化学工場で約4年働いておりました。ものづくりの大切さを学び、仕事に向き合う姿勢も身につきましたが、日々の業務は同じ作業の積み重ねで、自分が長期的にどのような力を伸ばしていけるのか、少し見えにくいと感じていました。
そのような中で簿記に出会いました。会計を学ぶことで、企業の仕組みが少しずつ見えるようになっていくことに面白さを感じたことを覚えています。

鯛: 公認会計士という資格を知ったきっかけを教えてもらえますか?

森:簿記の勉強を進める中で知りました。当時使用していたテキストの最後のページに「簿記1級からの次のステップ」といった内容のページがあり、そこで初めて公認会計士という資格の存在を知りました。
簿記に触れて会計を学ぶことの面白さを感じていた時に公認会計士という資格を知り、専門性を身につけたいという思いもあったので、「これは自分が目指すべき道なのではないか」と直感し、すぐに公認会計士予備校に入校したことを覚えています。
鯛さんはどのようなきっかけで公認会計士になろうと思ったのですか?

鯛: 私は森さんほど立派なきっかけはありませんでした(笑)。一言で言うと、祖母の言葉ですね。
私の実家は淡路島の商店街にある蒲鉾屋で、私には3歳年上の兄がいます。私が中学生くらいの頃、実家で遊んでいる時に、祖母から「将来はお兄ちゃんが社長、あんたは会計士になってうちの経理を見てくれ」と言われました。当時は何と返事をしたのかも覚えていませんし、祖母は会計士という職業を十分には理解していなかったのだと思いますが、間違いなく人生において「会計士」という言葉を初めて意識的に耳にした瞬間だったと思います。
頭の片隅で、自分はいつか公認会計士になるのかもしれないと考えていたところ、進学した大学の生協で公認会計士試験予備校のパンフレットを見かけ、自然と手に取って講座に申し込んでいました。当時も最難関資格の一つと言われており、どうせなら目指しがいのある資格が良いとも思っていました。

東京の生活で感じたことを教えてください。

森:電車の路線の多さと本数の多さに衝撃を受けました。路線の数が多く、乗り換えはまだまだ慣れません。また、地元では最寄りの駅まで車で20分、電車は30分に1本程度だったので、電車が数分ごとに来ることにも衝撃を受けました。

鯛: 電車があるだけまだ都会ですね(笑)。交通機関で言うと、地元淡路島には電車が走っておらず電車移動はほぼ経験がなかったのですが、意外とすぐに慣れました。また、何といっても人や店舗の多さに圧倒され、それこそ毎日縁日のようだなと思っていました。
プライベートでは、近場で比較的何でも揃うという点で非常に便利ですし、飲食店も充実しているので、地方出身の私でも大変過ごしやすい環境です。
ビジネスでは、日本を代表する企業に加え、まさに当法人のクライアントのような、エッジの効いたビジネスを展開されているスタートアップ企業の多くが東京近辺に本社を構えています。そのような企業の代表者を含めた関係者の方々と会話する機会は、地方と比べると圧倒的に多いのだろうと思います。また、普段街を歩いていても最新技術に触れることが多く、地方よりもやはり刺激を受ける機会は多いです。

森:飲食店の数も多く、行きたいお店がどんどん増えていきます(笑)。ESネクストのメンバーと一緒に色々なお店のランチやディナーに行くのがとても楽しいです。
また、東京には日本全国、世界各国から人が集まっているので、多様な出会いがあると感じています。私自身、上京してからご縁に恵まれ、日々刺激をいただいています。

初めから東京で就職しようと考えていましたか?

鯛: はい、私は大学進学の時点で東京で就職することを考えていました。当時は漠然と、東京で就職した方がキャリアの幅が広がるのではないかと考えていましたが、先ほどお話ししたように、生活を営む中で、プライベートにしてもビジネスにしても触れる情報量が多く、非常に刺激があり楽しめています。そのため、東京で就職したことに全く後悔はありませんし、むしろ私にとっては正解だったと確信しています。

森:私も、当初から東京で就職しようと考えていました。将来的に起業したいという思いがあり、それであれば東京に出るのが自然だと考えていました。また、もともと三重県の工場で働いていたこともあり、東京のオフィス街で働いてみたいという憧れがあったことも、東京での就職を考えた理由の一つです。
また、受験生時代は三重県で過ごしていましたが、就職活動の際には、予備校主催の合同説明会や各法人のイベントに参加するために、東京に2週間ほど滞在していました。
ESネクストの就職活動については、合同説明会に加え、オフラインで参加できるイベントにはほとんどすべて参加しました。実際にイベントへ参加する中で、ESネクストで働くイメージがより明確になったため、本当に参加して良かったと感じています。

ファーストキャリアでESネクストを選んだ理由を教えてください。

森:自分が将来やりたいことから逆算して考えたときに、若手のうちから裁量を持って仕事ができる環境、成長過程にある企業と向き合う機会が多い環境、そして多様な経験を積まれたパートナーの方々と直接関わる機会が多い環境を重視して、法人選びを行っていました。
その中で、各法人のイベントに参加し、実際に働かれている方々からお話を伺う中で、ESネクストが自分の求めている法人像に最も近いと感じました。そのため、ファーストキャリアとしてESネクストを選びました。

鯛: 実際にESネクストで働いてみてどうですか?

森:イベントにはほぼすべて参加していたこともあり、入社後の印象の変化は、良い意味でほとんどありませんでした。
また、入社後に改めて感じているのは、パートナーの方々と直接関わる機会が多いことです。入社1、2年目の段階から裁量を持って仕事に取り組むことができ、パートナーの方々とも日常的に関わることができる環境は、ESネクストならではだと感じています。
実際に働く中で特にポジティブに捉えているのは、パートナーを含め、職員全体の距離が近いことです。ESネクストは原則出社で、オフィスにいる方が多いからこそ、職階にかかわらず自然にコミュニケーションを取る機会が多いと感じています。

ESネクストに参画した理由を教えてください。

鯛: 冒頭お話した自己紹介と重複する部分もありますが、私は、2018年まで大手監査法人で働き、そこからご縁があり上場会社の取締役CFOに就任し約4年間在籍しました。そして、その後すぐにESネクストに参画しています。このように、監査法人から事業会社へ、事業会社から再び監査法人へと職を変えており、一般的な公認会計士のキャリアパスと比べると珍しいパターンだと思っています。
その上で、私が事業会社からESネクストという監査法人のパートナーにキャリアチェンジした理由は二つあります。
一つ目は、何といってもESネクスト設立当初より掲げるミッションである『企業成長を支えるインフラとして次世代を担う経営者と共に社会のイノベーションをLeadする』に強烈に共感したからです。この共感の背景としては、私自身、事業会社在籍時に知り合った優秀な経営層の方々がIPOを目指されているにも関わらず監査法人がなかなか見つからないと仰っている姿を相当数お見掛けしており、公認会計士という資格を持っている自分からして、非常にもどかしさを感じていました。そんな中、ESネクスト創業者である鈴木理事長より、このようなミッションを掲げてESネクストという監査法人を立ち上げるという話を聞いた際には、「これだ!」と思いましたね。
二つ目は、自分自身の成長のためです。事業会社時代は事業、財務、組織等、様々な戦略を考えていましたが、結局のところ企業経営を行う上で確実に正解というものはないことがわかりました。その中でも、自分にもっと知識があったら、経験があったら、より良い選択肢をスピーディーに選択することができたのではないか、と反省することも多くありました。この反省を踏まえ、まずは私自身が様々な経営に触れ、また経営活動をされている方々との会話量を増やし、さらに上場制度、会計や内部統制をはじめとする知識を一層ブラッシュアップすることで付加価値を高めたいと思うようになりました。そのような思いで次のキャリアとして選択したのがIPO特化型監査法人であるESネクストであり、私にとってはベストな選択肢だと考えています。

森:鯛さんからは事業会社視点でのご指導をいただくこともあり、その度に視野の広がりを感じます。ESネクストでは、IPOアドバイザー、コンサルティングファーム、上場会社実務、スタートアップCFO、金融機関実務など、さまざまな経験をされたパートナーの方々と一緒に働くことができるので、監査にとどまらない幅広い知見を学ぶことができていると強く実感しています。

最後に、今後の目標や展望を教えてください。

森:私の目標は、「ESネクスト発の起業家」になることです。
私自身、家庭の事情により大学進学を選択できなかった経験があります。そのため、さまざまな事情によって将来の可能性を諦めてしまう人を一人でも減らすことができるような支援事業を、この人生で必ず実現したいと考えています。
そのためにも、まずはESネクストにおいて、監査業務に真摯に向き合いながら、事業や経営について幅広く学びを深めていきたいです。そして、日々の業務を通じて得た経験や知見を、将来の事業に生かしていきたいと考えています。口だけで終わらないよう、着実に行動していきます!

鯛: 対外的には、先ほどお話ししたミッション達成のため、監査という側面からクライアントに全力で価値提供をしていきます。対内的には、法人全体の風通しが良く、職員の皆さんが過ごしやすく、成長を感じられる組織づくりを推進していきます。そのような取り組みを通じて、ESネクストという法人をもっと大きく成長させていきます。
また、個人の目標と言いますか、絶対に忘れないようにしているのは、事業会社経験で養われた感覚です。経営には実にさまざまなステークホルダーが関与しており、考えることも十人十色です。この背景を理解することが「経営」を理解する一歩であり、ひいては監査戦略にもつながると確信しています。この事業会社経験の感覚を忘れず、引き続き監査に取り組んでいきたいと思います。

鯛さん、森さん、ありがとうございました!

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