【対談日】2024.06.22
高槻 佑弥(公認会計士協会準会員)
四栁 雅翔(公認会計士協会準会員)
- 大学在学中に論文式試験に合格し、現在学生非常勤として働いている高槻さんと四栁さんにインタビューをしてみました。 インタビュアー(以下I):本日はどうぞよろしくお願いします。
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高槻・四栁:よろしくお願いします。
- I:まず、お二人が公認会計士を目指したきっかけを教えてください。
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高槻: 私が公認会計士を目指したきっかけは、大学生活の間に打ち込んだことを作りたかったからです。私が大学に入学した当時、コロナの影響で対面での新歓活動が行われておらず、自分のやりたいことや打ち込みたいことが見つからないまま漫然と日々を過ごしてしまいました。1年生の春学期が終わった頃、このままではまずいのではないかと焦りはじめ、折角打ち込むのであれば何か将来役に立つことをやろうと考えていたタイミングで、キャンパスの前で会計士試験の予備校のポスターが目に留まりました。そこで興味を持ち、予備校の説明会に参加したところ、公認会計士という資格はキャリア選択の幅が広いと感じ、将来役に立ちそうだと考えたため、公認会計士を目指そうと思いました。
四栁: 私が公認会計士を目指した理由は2つあります。1つは、簿記が好きだったからです。私は商業高校出身で、高校生の時から簿記を学んでいました。簿記の授業を通じて、財務諸表の作成や分析の楽しさを知り、自然と会計を仕事にしたいと考えるようになりました。その中でどうせ目指すなら最難関資格である公認会計士試験に挑戦してみたいと考えたため、公認会計士を目指しました。もう1つは、私にはCFOになりたいという目標があるからです。昔から企業の財務戦略を担い、経営の重要な意思決定に関わるCFOの役割に強い憧れを抱いていました。CFOになるには、経営や財務、会計の知識が不可欠だと感じており、公認会計士になればその知識を身に着けられると考えたため、公認会計士を目指すことに決めました。
- I:公認会計士は様々なキャリアプランを考えることのできる資格です。ファーストキャリアから様々な選択肢があったと思いますが、その中でもESネクストに興味を持ったきっかけを教えてください。
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四栁: 私がESネクストに入所した理由は、ESネクストでなら自分自身が成長でき、やりがいも感じられると考えたからです。初めてESネクストを知ったのは、予備校で開催された就職イベントでした。その場で、ESネクストの職員から、ESネクストは「IPO監査難民を救う」というミッションを掲げて急成長していること、また、IPO監査は通常の上場企業監査に比べ、クライアントと密にコミュニケーションをとる機会が多いことを聞きました。私は、成長する企業とともに自分も成長できる環境で働きたい、そしてクライアントに貢献したいと思い、ESネクストへの入所を決意しました。
高槻: 私がESネクストに入所した一番の理由は、若い年次で経験できる業務が多いと感じたからです。ESネクスト自体は先輩からの紹介やオフィスツアー等で受講生時代から知っていたものの、選択肢の一つとしてしか捉えていませんでした。その後本格的に就活を行うにあたって、私は「監査法人の外に出ても活躍できるような能力を身に着ける」という目標を軸に就職先を検討しました。その中で、ESネクストは1年目から経営者ディスカッションやショート・レビューに参加できることを知り、この法人ほど成長につながる経験が得られる法人はないと感じたので入所を決定しました。
- I:実際に入所してみての感想をお聞きしたいのですが、ESネクストに入所する以前以後でギャップはありましたか?
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高槻: 入所前後でギャップはほとんどなかったと感じています。入所前には、オフィスツアー、本音座談会等の各種イベントや個別面談等で、1、2年目は原則出社であるため、オフィスで同期や先輩方と話す機会が多いということや、パートナーとの距離感が他の法人より近いということを伺っていましたが、実際に入所してみて、本当に聞いていた通りだと感じました。入所後はパートナーの方から直接ご指導いただく機会もあり、対面でコミュニケーションが取れることならではの良さを感じることが多いです。
四栁: 私も高槻さんと同様、入所前後でギャップをあまり感じませんでした。ESネクストでは様々なリクルートイベントが開催されており、幅広い年次の方に今後のキャリアを含めて気になっていることを相談できたため、入所前に法人の雰囲気や働き方を細かくイメージすることができました。いざ入所しても、パートナーの方に直接質問できる機会が多くあり、思っていたよりも自由で働きやすい環境だと感じました。また、学業との両立を気遣っていただく機会も多く柔軟な働き方ができるため、むしろ良い意味でのギャップを感じています。
- I:現在お二人は大学生ということで非常勤職員として勤務されていますが、どのように働かれていますか?
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四栁: 私は現在大学三年生でまだ大学の単位を取り切っていないため、週2,3回の出勤が基本となり、出勤しない日は大学で授業を受けています。長期休み期間では、週5回出勤することもありました。他の学生非常勤を見ていると、長期休み期間は旅行に行ったりする人もいるので、自分で選択できる環境が整っていてとてもありがたいと感じています。
学生非常勤は、常勤職員に比べて業務にかかわる時間が少ないため、常勤職員として働く同期よりも会計、監査、クライアントに対する理解で後れを取ってしまうのではないかという不安がありました。しかし、学生非常勤は主として担当するクライアント数が少ないだけで、1社に注力して学ぶことができたり、勤務していない時間に業務を振り返って勉強できたりすることから、現在その不安は解消されています。高槻: 私は現在予備校のチューターとしても勤務しているため、勤務日は基本的に週2日とさせていただいています。学生非常勤は毎月自分の裁量で勤務日数を決めさせていただけるので働きやすく、とても感謝しています。また、学生非常勤であっても継続的に関与するクライアントがあり、学生非常勤であるが故に単純な業務しか行うことができないというようなことはなく、様々な監査手続に触れることができます。私が就活を行う際に意識していた「監査法人の外に出ても活躍できるような能力を身に着ける」という目標に近づけていると感じています。
- I:それでは最後に現在考えているご自身の将来像を教えてください。
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高槻: 会計士を目指した理由が特段将来やりたいことが決まっていなかったから、ということもあり、正直なところ未だに将来像が明確に定まっている訳ではありません。しかし、ESネクストでの業務を通じて漠然とIPO業界に携わっていきたいとは感じています。それが監査人としてか、ベンチャー企業のCFOなのか、それとも自分自身がベンチャー企業を立ち上げるのか、はわかりません。しかし、ESネクストに入所したからこそ得られるIPO監査の経験を活かしたいと考えています。
四栁: 将来はベンチャー企業のCFOとして、上場を達成する経験をしたいと思っています。しかし、現時点で将来像を限定しすぎることは視野を狭くしてしまうと思うので、あまりその目標にとらわれず、幅広い選択肢を考えていきたいと思っています。そのためにも、今は目の前のことを一生懸命取り組むとともに、様々な経験を積んできたいと考えています。
- I:お二人がより成長できるように、一緒に良い法人にしていきましょう!本日はありがとうございました。
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高槻・四栁:ありがとうございました!